欧州CL GroupD 第3戦 ユベントス-レアル・ソシエダ(4-2)

2戦2勝と順調なスタートを切ったチーム同士の戦い。ホームのユーベはFWがディバイオとトレゼゲ、トップ下にネドベドと攻撃陣はほぼベストメンバー、対するソシエダはイチョンスが先発しニハトは温存というゲームプラン。
しかしソシエダのそれは完全に裏目に出る。わずか開始2分でカモラネージの中央からのスルーパスにオフサイド気味に飛び出したトレゼゲがGKを交わしてゴール、さらに6分にスローインからネドベドがボールを受けてすぐに前にフィード、それが左サイド裏に飛び出していたディバイオに通り、DFとの1対1を落ち着いて交わして2点目を叩き込む。ソシエダは浮き足立っていたのか前線に対するマークが非常に甘く、ユーベはやすやすと試合の主導権を握ってしまう。
それからはユーベはきっちりとスペースをつぶし、ソシエダは全く得意のスピードが使えずにボールをただつなぐのみでユーベの守備にひびすら付けられない。ユーベはカウンターから攻撃に転じても決して攻め急がず、一人一人がスペースへと動きながらテンポ良くパスを回していく。
ユーベのリズムの良い攻めに的が絞れないソシエダは右往左往してるだけで、いつの間にかユーベの選手がフリーになってはシュートを打たれてしまう始末で、30分過ぎには完全にユーベペースに。ロスタイムには左サイドでザンブロッタに簡単に競り負け、マイナスのクロスをトレゼゲの裏にいたディバイオに決められてユーベがほぼ試合を決定付ける。
後半になるとソシエダのDFラインがやや高めになり、中盤のプレスが効き始めて攻撃のフォローも厚くなり、セットプレイなどからチャンスを作り始める。しかしユーベも最後の部分は簡単に相手をフリーにしない。そして18分にカウンターからネドベドが中央でドリブル、トレゼゲへ針の穴を通すスルーパス、トレゼゲ落ち着いてトラップしてシュート、あまりにも美しい4点目。
これでユーベは気が抜けたのかテュドールのオウンゴールから守備の集中力が途切れてソシエダに決定的なチャンスを作られ始める。ソシエダはニハトをようやく投入して遅まきながら追いつくための努力をし始めるが、デペドロのFKで2点差にするのが精一杯だった。
ソシエダは2トップのはずのイチョンスが右に流れる事が多すぎ、カルピンの動くスペースがつぶれてコバチェビッチが孤立し、最後まで攻撃の流れを作り出す事が出来なかった。ニハトを温存して守備的にしたためにかえってチーム全体のリズムまで崩してしまったと言える。ベストの状態であればレアルマドリーを粉砕してしまうだけの底力のあるユーベ相手にはあまりにも軽率な策であったということだろう。

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