今日の戯言

どうやら「大阪バカ祭り」は明日にまた順延になったみたいですね。関西在住のサッカーファンとしてはさっさと終わらせて欲しいもんですけど(笑)。
今日は所用があってちょっと長居には行けませんでしたが、夕方の試合はザッピングで見てました。豊田も鹿島も長居も面白い試合が多かったですね。単に暑さで守備陣がばててただけかもしれませんが(笑)。
今日のJ1は神戸を除けば残留争い組が頑張りましたが、引き分けが多かった割には全てのチームが0か2か3得点という面白い試合結果となってます。J2は順当に上位が勝ち点を積み重ねました。しかし福島では何が起こったのだろうか(笑)。
さて、先日メルマガ1on1でご一緒させていただいたKINDさんから久しぶりにサッカーに関する質問が。

質問なのですが、「モビリティ」という言葉はいったい何を指して使われれるモノなのでしょうか?
僕は、このモビリティという言葉は語義上の「機動性」という言葉以上の意味はないと考えていましたし、実際サッカー教本やサッカー関連書籍でも同様の使用法しか見たことはありません。しかしvariety_footballでは「モビリティとは要するにスペースを作り出す<<プレーのことである>>」、と書かれていたため、混乱してしまいました。
いったい、どちらが正当な使用法なのでしょうか?
どちらかが誤用であることは間違いないわけです。いち個人が間違っているだけならば問題ありませんが、ネット上で堂々と間違った解釈が流布されるのならば「単なる言葉の問題」では片付けられません。むろん誤用でなく正当な解釈であればそれでよいわけですが、私が「その使用法は誤用ではないか?」という指摘をvariety_football掲示板に書き込んでもseriさんから回答はもらえませんでした。メールで質問をしても同様でした。
ちなみにガゼッタさんは2003年6月14日の日記において「広島は疲労のせいか好調時に比べるとチーム全体のモビリティが低くなり、スペースを作る動きが無いのでなかなかパス回しが前のほうで出来なくなってしまっている。」とお書きになっています。
いっぽう9月7日の日記においては「市原のチーム全体のモビリティが悪くて」という書き方をしておられます。前者については僕の解釈どおり「モビリティ=機動性」と置き換え可能ですが、後者は「機動性」に置き換えると「機動性が悪くなる」という意味になりすわりが悪い。
「機動性」or「機動性を生み出すプレー」、どちらの解釈が正しいのでしょうか?

まあ低い悪いは単にこちらが深く考えてなかっただけですが(笑)、解釈の結論から言うと両方です。「機動性」という言葉はともすると単なる「運動量」と誤解されてしまうのですが、そうなってしまうとわざわざ「モビリティ」と外来語にしてしまう意味が無くなると思うのです。私は、日本語の代わりに外来語が使用されている言葉は、日本語のままではサッカー(スポーツ)で表現されている事が全て伝えられない、限定された意味になってしまうのを避ける意味合いがあるのではないかと思います。
例えば「モチベーション」ですが、これは「動機付け(原因・外的要因)」であり「やる気(結果・主観)」でもあるわけで、これをどちらかに絞ってしまうと文字通り片手落ちの言葉になってしまいますよね。「トップ下」や「司令塔」に至ってはもはやサッカーのプレイ内容をこれっぽっちも表していないような惨状です。
では「モビリティ」とは何か。私は、これを「居るべき時に居るべき場所に居るための行動」だと思っています。例えば、味方がボールを持ったときにパスコースを作るように前に走る、クロスが出る場面ではゴール前に詰める、ボールを奪われたときに自陣で数的不利になりそうなら必死で戻る、バイタルエリアでボールを持たれたらその選手に詰めるといった動きですね。
逆に昨シーズンのパルマの中田のように、ムトゥにボールが渡ってドリブルを始めてるのに後からマークを引き連れながらたらたら上がっていったり、中村が良くやる、1対1で抜かれた後で未練がましく相手を追っかけるといったものは「モビリティ」ではありません。単なる無駄走りなのです。
日本では動きの質というものがしばしば量にすりかえられてしまう事が多いのですが、「モビリティ」という言葉を使う事で、「質」をより大事に考える習慣がつけばいいなと思いますね。

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