セリエA第1節 レッジーナ-サンプドリア(2-2)

セリエAのオープニングゲーム、言うまでも無く中村と柳沢の所属するチーム同士の開幕だが残念ながら両者ともベンチスタート。
レッジーナは4-3-1-2だがディミケーレが左に張って、そこをコッツァやトップの選手がからむといった昨シーズンと同じような攻撃パターン。ただしボランチにペルージャで活躍していたバイオッコが仕切る形となって中村が追い出されてしまった。
サンプドリアはバッツァーニ、マラッツィーナの電柱2トップに左右のSHがドニとドナーティといったセリエA経験者で固めてSHからのキープにこれまた昨シーズンはレッジーナだったディアナらのSBがからんでクロスと言うちょっとイングランドっぽいサッカー。
しかし序盤はレッジーナがディミケーレの飛び出しからのコンビネーションで攻め、いきなり5分にコッツァがゴール前からのFKを直接決めて先制する。サンプはまだ個人がAの攻撃の早さに慣れていなくてドリブルや切り返しに簡単に引っかかって抜け出しを許してしまったりファウルを犯してしまってリズムがつかめない。
15分ごろからはようやくサンプは主導権を握り、狙いどおりのサイド攻撃を見せ始めるのだが、中盤からの展開がもう一つ遅く、中央を固めたレッジーナの守備をなかなか崩せない。案の定40分にフィールド中央で無理にドリブルで抜こうとしたボルピがボールを奪われ、モザルトからのロングパスが左のディミケーレに通り、大きなトラップがちょうどゴール前に転がってスピードでマークを振り切ったディミケーレがそのまま押し込んで2点差に。昨シーズンのディミケーレの決定力を知っている人間にとっては驚きの活躍である。
後半早々にこれまたレッジーナがカウンターからディミケーレが決めた時にはこれで勝負は決まったかと思ったのだが、これがオフサイドの判定でノーゴール。そして10分過ぎにマラッツィーナに代えてフラーキ、ドニに代えて柳沢を投入してからサンプのリズムが好転する。
バッツァーニの1トップの下にいるフラーキと柳沢がどんどんサイドにタイミング良く飛び出すことによってボールの流れが速くなり、疲れの見えるレッジーナが守備に振り回され始める。そして後半20分に左サイドのスペースに出たフラーキが粘ってクロス、それをバッツァーニがうまくファーサイドのゴールにヘッドで流して1点差に。28分には左サイドでボールを受けた柳沢のドリブルが倒されたFKをゴール前に飛び込んだディアナがフリーでヘッドを決めてとうとう同点に。
36分にレッジーナは中村をようやく投入するも、大きくリズムを変えられないままに試合終了。サンプにとっては大きい、レッジーナにとっては痛いドローとなった。
ただ、サンプもまだゴール前や中盤での守備が甘く、昨シーズンのレッジーナ同様Aに慣れるまではかなり点数を取られる覚悟はしておく必要があるだろう。そこをどうやって得点力でカバーしていくか。前半のままの布陣で行くならば、もっと中盤の展開力やサイドのモビリティを上げないと苦しいだろう。
そういう意味では柳沢なのだが、今回も日本同様の動き出しの良さでリズムを作り、22分にうまく抜け出してスルーパスからのダイレクトシュート(ポスト!)といういい場面があったものの、飛び出してボールを受けた後にマイボールにして前を向くという点では課題があり、そこで信頼されるようにならないと即先発というのは難しいかもしれない。ドニをボランチに持っていく考えが監督にあれば別だが・・・
レッジーナも今節のようなカウンター主体のチームにするならば、中村の出番はあまり無さそうである。しかもディミケーレやコッツァが好調な現状ではやはり守備力を上げてボランチという選択肢しか無く、とは言えモザルトも悪くないので当分は厳しい状態が続くだろう。

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