今日の戯言

「この人はレアルの試合も見てないのか」「今まで何食っていたんだ」と朝から突っ込みまくりの昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
まあ後者はともかく、前者は他にも突っ込むところが満載でくらくらしてしまいますよね。さすがは日本サッカー界最大の圧力団体なだけはあります(笑)。
大丈夫かと言えばこの人もですが、まあ言ってる事は間違ってないんですけどね。ポカが多い青木のCBにこだわり続けたり、人をしょっちゅうとっかえる割には攻撃のパターンに変化が無かったりと、どうも理念や経験則優先になっている感がありますよね。経験だけで上手くなるならネグロが今ごろネスタになっててもおかしくないわけで(笑)、選手の本質を見抜いた起用で経験を積まないと意味が無いと思うんですけどねえ。はてさて。
あと気になるニュースと言えば、2006年ドイツ大会のチケット販売方法ですかね。なんか価格が一桁間違ってるんじゃないかと思ったのは私だけでしょうか(笑)。果たしてベッケンバウワー氏の意向でブラッター氏の財布を切り崩す事が出来るのか注目です。
あと、「一介の名無し」さんから王監督事件に関する意見をまたいただきました。

王監督のコントは直接見てはいないのですが、この問題は、結局のところ(王監督自身がそうだというわけではありませんが)選手側・機構側の意識の問題でしかないと思います。
たとえばスポーツ報道というよりバラエティと呼ぶほうが相応しい珍プレーにほいほい出演するとか、始球式に野球とは何の縁もないアイドルを呼ぶとか、選手側の方から自ら「プロ選手としての尊厳」を貶めているとしか思えません。
逆に、そのあたりの意識が高いイチローは、腐れテレビ局(笑)の方がひれ伏している感があります。イチローに限らず、大リーガーはみんなそんな風に見えますが。
で、サッカーの場合、どうなんでしょう?
私には、正にイチローと同じ匂いがする中田英(笑)は別格にしても、まだ野球ほどにはコケにされていないように思えます。
これは、サッカーの方が「世界」を肌で感じやすいがために、選手側のプロ意識が高いためでしょうか?それとも、マスコミの喰いつき(注目度)が未だに悪いだけの話なのでしょうか?

もちろんサッカー自体の注目度の低さは影響しているんでしょうが、野球の場合はいい意味でも悪い意味でもスポーツと言うより芸能として国民に捉えられている面があるんじゃないかと思います。もっともそれはスポーツとしての優劣ではなく、今でこそ人々の間で各競技のゲーム性について語られるようになって来ていますが、高度経済成長時代(と今のマスコミ(笑))は勝った負けたかスターが派手な活躍をしたかどうかしか話題にしませんでしたからね。それだけ世間に浸透してきた事の表れなんだと言えます。ただ、中田やイチローのような芸能人である事を極度に嫌う選手、そしてスポーツをスポーツとして楽しむ人たちの増加で、この構図も変化しつつあるのではないでしょうか。