今日のツール

いやいや昨日の第1ステージはゴール前350mで数十人を巻き込んだ大落車、その直後にペタッキが並み居るスプリンターたちを押さえて残り250mを圧巻の先行逃げ切りで勝利と手に汗握る展開でしたね。しかし、残念ながら落車に巻き込まれたハミルトン、ライフェマーというエース格の選手がそれぞれ首の骨と腰骨の骨折でリタイヤ確実と、代償の多いレースとなってしまいました。
例年のようなスプリンターを勝たせるために強力な列車(ゴール数キロ前に自チームだけで先頭交代をしてレースを引っ張る事で他の選手の抜け出しを押さえる戦略)を作るチームが無く、10km前から各チーム入り乱れた激しいポジション争いが展開されていて、ただでさえビッグレースしかも100周年記念大会と言う事で皆ナーバスになっているところにこういう展開では事故が起きるのは当然と言えます。やはり、ゴール前でカーブの多いコースを選んだのと同時に、スプリンターのスーパースターであるチッポリーニのチームを推薦枠から外してしまった主催者側の落ち度と言えるでしょう。
今日もコース全般に渡ってほぼ平坦なゴールスプリントが確実な日ですが、幸いペタッキが昨日のスプリントで一枚上手の走りを見せたことで、チームがスプリント賞争いに本腰を入れるようになればレースも少しは安定してくるのかもしれません。何にせよ、事故が無い事を願うばかりです。
あと、いくらここでツールの話をされても映像が無いのでさっぱり分からんと思う方も多いと思いますが、某所で動画がアップされているサイトを見つけたので、このページの右上のDaily
Clipsでご覧になって下さい。昨日の落車シーンもバッチリアップされてます。