J1第1ステージ第8節 市原-名古屋(1-2)

両チームとも上り調子の状態で迎えるJEF監督ダービー。
序盤から互いにスペースを与えない組織だったプレスを繰り出し3-5-2のサイドの攻防を中心に一進一退の展開が続く。
しかし名古屋がポジションを崩さない事に重点を置いているために、サイドの裏にはボールが出るのだが、中が揃ってこないのでセットプレイぐらいしかチャンスが作れない。そうなるとどうしてもウェズレイの個人技頼みになるのだが、動きが明らかにキレを欠いている。
対するJEFは空いたスペースにどんどん中盤から押し上げた選手が入り込んで攻撃が連続する。しかも守備に回ったときの戻りも早いので、高いラインの割には相手にカウンターチャンスを与えない。
ところが33分に、スローインのボールを受けてドリブルに入ったヴァスティッチにDFが釣られてしまい、横パスを受けた中村が完全にフリーになってシュート、これが戻った相手DFのスライディングした足に当たってゴール。名古屋が流れからのワンチャンスをものにした。
これで名古屋ペースになるかと思ったら、リードしたまま前半を終えたいとの思惑が強くなりすぎたのか、ラインが下がりすぎてJEFの連続攻撃を浴びてしまう。そして44分に中盤のシンプルなパス回しから右サイドに上がった阿部にミリノビッチからのスルーパス、これを阿部がワントラップしてからの見事なシュートで同点。
後半からは名古屋がJEFのポストプレイに対し厳しくマークに行くようになり、やや名古屋にリズムが出始める。しかしJEFも名古屋のサイドが上がったスペースに早いパスを通して流れを相手に与えない。
ややゲームが硬直し始めた後半33分、直前に投入した原がウェズレイからのクロスに足であわせて名古屋またリード。JEFは原が入ってマークの確認が遅れてしまったのが響いた失点だった。JEFはそこから攻勢に出るが、名古屋も徹底的にスペースを与えない守備で守りきって試合終了。
名古屋の勝因は自由なポジショニングのセレッソとは違って(笑)、JEFに自由なスペースを与えなかった事、前に出てくるJEFの攻撃に対してパスの流れを読んだ守備が出来た事。反対にJEFは、相手の選手交代でマークが混乱してしまう癖が出てしまう弱点を突かれてしまった。
いずれにせよ、両チームの戦術的な変化が試合展開に良く表れていたと言う点で、非常に見ごたえのある好ゲームであった。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする