CL準々決勝2ndLeg バルセロナ-ユベントス(1-2)

ユーベは組織的な守備からディバイオの飛び出しを中心としたカウンターと組織的なフォローで攻撃を組み立て、バルサは早くワイドなパス回しから相手ゴール前では必ずSHを含めた4人が並ぶという積極的な攻撃で攻める展開。
試合開始直後はサビオラの巧妙な飛び出しからチャンスなどで一気にたたみかけようとするが、ユーベもすぐにディバイオのオフサイドギリギリの飛び出しでバルサの肝を冷やしてリズムを戻すといった狡猾さを見せる。しかし20分過ぎからユーベの右サイドのメンバーが次々にイエローカードをもらったおかげでバルサのリズムが続く。39分にもライツィハーのうまい抜け出しからクライファートの頭にクロス、そこから分厚い攻撃を仕掛けるがクライファートが大きく外してしまいチャンスをつぶす。それ以外はユーベがうまく守りながらいなした前半だったと言える。
後半はユーベがあまり機能していなかったディバイオと、カモラネージを外してサライエタとビリンデッリを2枚投入。だが、いきなりバルサが左サイドでフリーになったルイスエンリケが完全にGKと1対1になるがこれを見事に外してしまう。逆に後半7分、高い位置でボールを奪ったダービッツから左に張っていたネドベドにパス、ワントラップでうまく中に切れ込んでゴール左隅に決めてアウェイで貴重な先制。結果的にこの明暗が勝負を決めた。
そこからは早速ユーベはコンパクトなブロックを形成したまま遅攻のボール回しで時間を稼ぎ始める。が、バルサも後半20分に交代で入った右サイドのメンディエタから前線のワンツーで右サイドのルイスエンリケに流し、そこからのクロスをクライファートとテュラムが競ったこぼれ球がシャビの前に、それをうまく蹴りこんでバルサ同点。ユーベはリードしたせいかちょっと中盤守備の緊張感が切れていた。
そこからは当然のごとくバルサペースになり、35分にはダービッツがメンディエタを引き倒して2枚目のイエローで退場してしまう。ユーベはデルピエロに代えてトゥドールを入れて守備固め、バルサもオーフェルマウスに代えてリケルメでさらに攻勢に。しかしバルサも押し切れずに同点延長。
延長になってからはさらに単発攻撃のユーベとゴール前に密集するバルサという構図になり、延長後半5分ごろにはクライファートがラインを抜け出しボレーを打つがブッフォンが体に当てるなど怒涛の攻撃。これではどう見てもユーベはもう勝ち目が無いと思うのだが勝ってしまうのがイタリアのユーベたる所以か。後半8分、カウンターから右のビリンデッリからのクロスをサライエタが足で決め、たったワンチャンスの攻撃をユーベはものにしてしまった。この時バルサのDFは何故かボールホルダーしか見ていなくてサライエタをフリーにしてしまった。あまりに攻撃しすぎて集中力が切れてしまっていたのだろう。これが攻め疲れの怖さである。そしてそのまま守りきってユーベ勝利。
10人になってから守って守って点を取るといった正にイタリアのリアリズムを見せ付けられた試合で、バルサにとってみれば何故負けたのか分からない試合だっただろう。しかしこれもサッカーである。これで次はレアルかマンUと、またスタイルの違いによる興味深い一戦が見れるのが楽しみである。

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