Jリーグ第一ステージ 磐田-横浜Fマリノス(2-4)

Fマリは4-4-2だが、DFの位置が低くて中盤にスペースがあり、これはジュビロにやられるかもと思ったら、ジュビロはジュビロでFマリのサイド攻撃に対して守備のマーキングがあいまいで、お互いいきなり攻め合う展開。
案の定8分と9分に中央のこぼれ球からの遠藤のシュート、そして久保のサイドからの突破を佐藤由紀彦が押し込みFマリが2点を先制。しかしすぐにジュビロもFマリDF前のスペースからサイドを西にうまく抜かれて折り返しを前田が決める。その後ジュビロが相手のボールの出所を押さえ始めたのに対し、Fマリは修正が出来ずにジュビロペースに。
そして26分、ロングボールがサイドに流れたところをFマリの松田とGK榎本の意思が通じず譲り合ってしまい、前田に拾われて折り返しを藤田がヘッドで決めて試合は振り出しに。
しかし、後半早々にFマリはクロスのこぼれ球をマルキーニョスが奪ってまたクロス、遠藤が流したところを奥が決めてラッキーな3点目。厳しくなったと思われた方がリードしてしまうのだからサッカーは分からない。そこから磐田も攻めの姿勢を強め始めるが、さすがに後半はFマリもDF前のスペースをケアするようになって得点を許さない。
その前がかりになったジュビロに対し、Fマリは後半26に佐藤がうまく2人のマークを交わしてクロス、それがゴール前に入ってきたマルキーニョスにピッタリ合って4点目。ボールを出す側も受ける側にもジュビロのマークが緩かった失点だった。これでほぼ勝負あり。
Fマリが強かったというよりは、ジュビロの選手の集中力の欠如を感じる試合だった。中山がいないせいもあるのかもしれないが、精神的なものが大きそうなだけに不調が長引く可能性がありそうだ。