二次リーグ インテル-ニューカッスル・ユナイテッド(2-2)

サイドに攻撃の重点を持つもの同士の戦いで、序盤からサイドの1対1での熱い戦いが繰り広げられた。しかもその分中央が空くので突破からのシュートも多く、なかなか飽きさせない試合。
しかし、やはりインテルはFWがビエリ1人でキープ力が不足し、コンビネーションも悪くてラインを押し上げる事が出来ず、ニューカッスルが試合を支配する状況になっていき、高い位置でボールを持てるサイドからのクロスでチャンスを量産する。そして42分に左サイドからベラミーがグーリーの甘い守備をかわしてゴールラインに近いところからグラウンダーのクロス、それをファーに飛び込んだシアラーがねじ込んでニューカッスルが先制。
インテルも後半早々、カウンターからセルジオ・コンセイソンの長いクロスをビエリがピンポイントヘッドでゴール右角に決めて同点。しかしニューカッスルもそのまた2分後に、左からのアーリークロスをトルドがキャッチミス、こぼれたところをシアラーが押し込んでしまう。
ここからはニューカッスルも守備意識が強くなり始めたのか、ややインテルが押し気味の展開になり、ニューカッスルのファールが増え始める。そして61分、左サイドペナルティエリアに近いところからのインテルのFKに、コルドバがこれまた角度の無いところからピンポイントのコースにヘディングを決めてしまう。
70分過ぎからは、両チームともプレスが緩くなって中盤からのDFの裏やサイドをを狙ったパスが通り始め、チャンスの場面が多くなる。割合で言えばラインを高く保っていたニューカッスルの方に勝ち越せる気配があったのだが、チャンスに決められないままに試合終了。決定機の数や決めたシュートの難度から言っても、よくインテルが同点に追いつけた試合であった。