CL二次リーグ バルセロナ-インテル(3-0)

しかしなんでこんな強い試合を見せるチームがリーガで残留争いをしてるのだろう(笑)。
序盤はどちらも積極的な速い攻撃からフィニッシュで終わる展開、そんな中で7分にチャビのセンターへのスルーパスをサビオラが芸術的なタッチからシュートで1点目、29分にコーナーキックからのこぼれ球をコクーが決めて2点目。
インテルはその間も数多くのセットプレイやクロスからチャンスを作ったが、バルサがビエリとの1対1で集中力を切らさず得点できず。そして後半にまたサビオラのドリブルからのセンタリングをクライファートが決めてとどめを刺された。
点差ほどには一方的な試合ではなかった。違いと言えば、サビオラが素晴らしかった事が第一、そして中盤のクリエイティビティの差だったと言える。
バルサはチャビが中盤で様々な変化をつけたボールをサイドや前線に配給していたのに対し、インテルはボランチがサネッティとディビアッジョの潰し屋コンビ、サイドMFが突破君ダルマと飛び出し君モルフェオの4-4-2で、確かにサイドからのクロスは数多くあったのだが中の変化に乏しく、バルサの守備をやりやすくさせてしまった。特に、ゴール前でのこぼれ球を拾う選手がいなくて二次攻撃の形が少なかったのも物足りなかった。
インテルとしてはアウェイ仕様チームで固く守ってカウンターで勝ちを狙ったつもりだったのだろうが、先制されたことで全てが狂ってしまった試合であった。早いうちにレコバをトップ下にして、トップに当てたボールを拾いやすくしていればまた結果は変わったのかもしれないが。