ハンブルガーSV-ハノーヴァー96(2-2)

まあ、高原にとってもチームにとっても負けなくて良かったという試合だった。
前半は全くのハノーヴァーペース。とにかく中盤で全ての攻撃がつぶされてしまい、ほとんど前線にボールが渡る機会が無かった。おまけに守備組織も穴だらけで、DFが一人だけ残っていて簡単にゴール前に人を侵入させてしまうなど、今後に不安を感じさせる内容だった。
高原はきっちりスペースをつぶされて動けず、しかも裏はがら空きだったのでボールを奪われてはどんどんSBに前に上がられて組み立てられてしまっていた。その裏のスペースを高原自身がカバーするのかどうかもはっきりしていなかった。また、バルバレスとのコンビも意思疎通が図られているようには見えず、比較的自由に動くバルバレスの空けたスペースをただフォローをしているだけに見えた。
後半になって2トップの左になったが、やはり厳しいマークの前につぶされる事が多く、かなりマハダビキアの活躍に助けられた。2点目の攻撃にからんだとは言え、そういう場面があまりにも少なすぎた。
高原にとってはかなり厳しいデビューとなったが、とにかくもう少しコンビネーションや動き方を他のメンバーと共有しないと、ただ1対1にさらされているだけの今の状態では、今後も苦戦は必須だろう。あとはポストプレイでボールを受けに出るタイミングをもう少し工夫する事か。