フェイエノールト-AZ

9日の観戦記で、「ファンペルシはほとんど消えていてエマートンもWBにしてから良いパフォーマンスをあまり見せてないのに、カルーを使わずギャンにしている理由が分からん。左もソンを使うなら守備をしてくれるパルドを使うべきじゃないだろうか」と書いていたのだが、俺って神?監督はここを読んでいたのか?と思ったぐらいそのまんまのスタメンだった。
と言うか、こんなどシロートにも分かる事をなんでもっと早くやらないんだよ、ファンマルバイク。
試合自体はAZの守備がへぼくて点差はつけたものの、フェイエの出来も決していいとは言えなかった。解説でも指摘していたけどサイドの守備がやっぱり甘く、ラインが低くて簡単に2列目に侵入を許してしまう。小野も点差をつけるまでは後ろのスペースに引っ張られて前へ侵入が少なく、どうしても消えがちに見えてしまった。しかし後半4点目が入ってからは一転して前とのポジションチェンジを繰り返す積極性を見せるようになった。その事が一層フェイエの攻撃の流れを活発にしていた。
「ソレダ!」なんて声が出てしまいましたよ(湯浅風)。ナイジェリアワールドユースでもそうだったが、小野の良さと言うのはこういう試合の流れを読んだ自由な位置取りと、中盤より前ならどこでもやれる柔軟性であって、決してボランチの位置でがっちり相手の攻撃を跳ね返す壁じゃない。ただ、今はラインの低さと突破型ウインガーに偏った人選によって、足が遅くて思い切りが悪い小野にとって動くタイミングが失われる原因になってしまっているのだ。
監督があの後半の小野の動きを非としてしまうのならば、今後もフェイエにいる事はあまり小野にはプラスにならないような気がする。次の試合ではそこに注目して見てみたい。